宇宙版「虎の巻」

目には見えない世界の仕組みを、目に見える宇宙から知ろうとする占星術探求者のブログ

人間の「動機」タイプをざっくり把握する

さらに、12星座から人間の特徴を深堀る

前回は、季節の流れに沿って12星座を分類することで、「役割」の特徴を見てきました。

まず「きっかけ」を作って物事をスタートさせ、「こだわり」を持って完成に向けて進み、完成させた結果に縛られずに「柔軟性」を使ってまた次のきっかけに移っていく、という3つの役割グループがありました。

 

続く今回は、「何が行動の動機になるのか?」という観点から、12星座を新たな切り口で分類していきましょう。

 

【行動する際の動機別に特徴を分類】

12星座は、4つの動機グループに分けることができます。

 

①情熱や本能から湧き出る欲求を満たすことがモチベーションになるグループ

牡羊座獅子座射手座
→情熱や本能・・・「火」を象徴に用いる

「情熱を燃やす」という表現があるように、まさにやる気がある状態は炎がメラメラと燃えているようなイメージが一般的ですよね。「火」タイプは、湧き上がる本能に突き動かされて行動することがモチベーションになります。誰かに強制されたり、打算でなんとなくやっといた方がいいかなーと考えて始めるようなことは、「火」タイプの方たちには向いていません。とにかく勇敢で、バイタリティーに溢れるグループです。

②目に見える成果や具体的な結果を手に入れることがモチベーションになるタイプ

牡牛座乙女座山羊座
→目に見える成果・・・「地」を象徴に用いる

「地に足の着いた」という表現があるように、「地」は現実的なものを意味します。地に種を植えて実が成るように、段階を踏んで着実に成果を求めていきます。実際に結果を形として残すことや、自分の身体そのものを使って何かをすることがモチベーションになります。現実的でない考え方や、何も結果や目的を求められずにただフワフワとしている状態だと、「地」タイプは本領発揮できません。やるからにはしっかりと結果を残したい頼もしいグループです。

③知識や情報を使って論理的に思考することがモチベーションになるタイプ

双子座天秤座水瓶座
→知識や情報・・・「風」を象徴に用いる

「風の噂」という表現があるように、知識や情報は口から出る言葉や書かれた文章に乗って、人から人へ伝わっていきます。現代ではインターネットの普及によって、各段に情報が広がるスピードも対象人数も増加しました。感情に振り回されることなく、情報や資料をもとに理性的な行動をとることが得意です。ドロドロとした人間ドラマが繰り広げられるような感情的な環境では「風」タイプはその勢いを失ってしまいます。スマートで洗練された情報通のグループです。

④安心感や誰かとの絆など、感情がモチベーションになるタイプ

蟹座蠍座魚座
→誰かとのつながりや感情・・・「水」を象徴に用いる

「水くさい」という表現が、親しい関係であれば遠慮しないでほしいという意味であるように、水は人の気持ちを表しています。水はどんな形の容器の中にも入れられるように、誰かと気持ちを共有したり一体感を感じることが得意です。人間は水が無いと生きていけませんが、水の中に沈むと息ができなくなってしまいます。自分や誰かの気持ちの波に溺れないようにすることで、抜群の共感能力を使って思いやりを発揮できる慈愛のグループです。

【役割グループ×動機グループの組み合わせ】

動機タイプが一緒だと、「この人とは気が合うなー!」と親近感を覚えることが多いかもしれません。そしてよく見ると、同じ動機グループの中にも役割グループが割り振られていることによって、さらに違いがあることがわかります。

 

「火」
情熱や本能に突き動かされ「きっかけ」を作る牡羊座(春の始まり)

情熱や本能に突き動かされ「こだわり」を貫いていく獅子座(夏の本番)

情熱や本能に突き動かされ「次の場所に向かっていく」射手座(秋から冬へ移り変わり)

 

「地」

目に見える成果を求めて「きっかけ」を作る山羊座(冬の始まり)

目に見える成果を求めて「こだわり」を貫いていく牡牛座(春の本番)

目に見える成果を求めて「次の場所に向かっていく」乙女座(夏から秋へ移り変わり)

 

「風」

知識や情報をもとに「きっかけ」を作る天秤座(秋の始まり)

知識や情報をもとに「こだわり」を貫いていく水瓶座(冬の本番)

知識や情報をもとに「次の場所に向かっていく」双子座(春から夏へ移り変わり)

 

「水」

絆や感情のために「きっかけ」を作る蟹座(夏の始まり)

絆や感情のために「こだわり」を貫いていく蠍座(秋の本番)

絆や感情のために「次の場所に向かっていく」魚座(冬から春へ移り変わり)

 

「火」「地」「風」「水」はそれぞれ正反対のタイプなので、一見すると合わないし苦手だ。。。と感じてしまうかもしれませんが、どちらかの要素だけでは上手くいかないことも、うまく付き合うことでお互いの欠点を補い合えるとても良い組み合わせなんです!合わないからと諦めずに助け合いましょう!(笑)

 

「火」情熱、熱意  ー  「地」現実、結果

情熱だけでは結果に結び付けることができず、結果しか見ていないと発展向上させようという意欲が湧かず、現状維持になってしまう。

 

「風」知識、理性  ー  「水」感情、情緒

理性や知識だけでは人の感情を理解することはできず、感情的になり過ぎると正しい判断ができなくなってしまう。

 

 

ちなみに、「火」と「風」は能動的で男性的、陰陽で言うと「陽」に当たります。

反対に、「地」と「水」は受動的で女性的、陰陽で言うと「陰」に当たります。

 

生物学的な性別が男性であっても、「地」と「水」の星座だと女性的な受け入れる要素を内側に持っているということになります。女性の輪の中にポンと入っても、苦にならない人が多いのではないでしょうか?「地」「水」の男性や、「火」「風」の女性の方々、お心当たりはありますか??(笑)

 

逆に、生物学的な性別が男性で「火」「風」タイプ、女性で「地」「水」タイプの場合は、ご自身だけでは陰と陽のバランスがどちらかに偏っていることになるので、周囲の人間関係の中で正反対のバランスを持った人が現れて(例えば家族、仕事で関わる人、恋人など)、補い合う現象が起こったりします。

この仕組みを知っていれば、なんで自分の周りには「合わない」人がたくさんいたり、「合わない」環境に身を置くことになるのかを理解できるかもしれません。

この場合、反対の要素を強く持つ者同士なので、最初は歩み寄ることがちょっと大変かもしれませんが、それぞれが特徴を発揮してバランスを取ることができれば最強ですね!!

または、自分の中にその要素が極端に少ないと、自分の中でバランスを取ろうとして反対側の要素を一生懸命に振舞おうとしてしまう場合もあります。

そうすると、本来の自分の役割を果たせなくなってしまうので、「反対側をやり過ぎているな。自分に無理をさせているな。」と気が付いたら、うまくバランスを取って真ん中にいることを意識するとちょうどいいですね。

この反対側の性質を取り入れることについては、大切なことなのでまた別の機会に書いていきますね!

 

 

※厳密に言うと、太陽星座以外の惑星などとのバランスもあるのですが、太陽星座の影響は大きいので参考にできるかと思います!

 

 

次回は、「当たり前すぎて気づかなかった自分の性質」について見ていきましょう。