宇宙版「虎の巻」

目には見えない世界の仕組みを、目に見える宇宙から知ろうとする占星術探求者のブログ

既定路線と自由意志で未来を選ぶ話

占星術は「当たるのか?」「未来は決まっているのか?」

占星術を学び始めて、自分のホロスコープとにらめっこをしながら「え?じゃあ今こうなることは最初から全部決まっていたの?!」とゾゾっとする瞬間が何度かありました。

なんだー、最初から決まっているんだったら先に全部教えてよーとか、決まってることをただなぞるだけだったらわざわざやる意味あるのー?って思ったんですけど、同時に「人は自分が考えた通りの人間になる=思考は現実化する」という概念があることも考えると、どっちが正解なんだろう?と大混乱しました。(笑)

今日は、その大混乱の結果、自分なりにたどり着いた答えを書いてみたいと思います!

 

人生には決まっていることと、決まっていないことが混在している

結果的には、どちらが正しいかというよりも、既定路線と自由意志はどちらも存在していて、自由意志(思考)で変えることができるのが「決まっていないこと=運命」の方であると分かりました。「決まっていること=宿命」、例えば自分の誕生日だとか自分の生物学的な両親だとかは、いくら自分が変えてやる!と頑張っても変えられないですよね。

 

★決まっていること=宿命・・・出生図、天体の運行

☆決まっていないこと=運命・・・人生への取り組み方

 

恐らく、自分の生まれた日が「日の出時刻」だとするならば、亡くなる日も「日の入時刻」として秩序に則って決まっているんじゃないかなと思います。その人のスピードで太陽は確実に運行していくのでしょうね。

日の出と日の入があるということは、地平線の下に沈んだ後の世界を通って、また日の出がやってくるんじゃないの?ということなのですけど、これはまた別の機会に。(笑)

占星術「決まっていること=宿命」についての情報を、それこそ「地図」や「予定表」のように確認する手段であり、「決まっていないこと=運命」を当てるためのものではないのだと思います。自分の意志で決めることを自分以外の誰かに聞くのはおかしいですよね。(笑)

なので、占星術家に「自分はいつ〇〇できますか?」と答えを聞こうとするよりも、自分がどんな特徴を持っていて、いつ頃重要な時期を迎えるのかを確認して、タイミングが来た時にどういう結果になっていたいかを自分で決める為に占星術を利用するのがベストではないでしょうか。

「自分で決めていいよ」と言われると、間違えたくない、周りから批判されたくない、もっといい選択肢が他にあったらどうしよう、などと考えてしまいがちですが、運命に正解も不正解もなく、自分が正直に望んでいることが「ベスト」なので、ただその時の自分が心地よい方を選ぶのが良いと思います。ただし、それが他の人に危害を与えたり、法令違反にならない場合に限ります。自己責任でお願いします。(笑)

まだ決まっていないことの中にある、なりたい結果を自分の意志で選ぶ

なりたい結果を自分で選ぶ方法については様々あると思いますが、私が参考にした書籍を紹介させていただきますね。

 

なりたい結果=未来の自分が夢を叶えた姿をイメージすることの重要性をわかりやすく説明してくれています。理屈から腑に落とすことで、なりたい結果を心底信じることができるようになります。というのも、自分が心底信じたことが現実になるからです。

 

たとえば、いつか自分の店を持ちたい。という夢を「なりたい結果」に設定します。

自分が持ちたい店の内容を想像してみます。どんな名前で、どんな内装で、どんな商品を並べて、どんなお客さんが来ているかなー。そしてその想像の店にいる自分を想像したら「自分の店を持てた!夢が叶って本当に幸せ!」と言っているかな。その嬉しい気持ちまで想像します。想像には映像だけでなく感情も大事な要素なのだそうです。この感情ついてはまたのちほど。

海底2万マイルや月世界旅行で有名な作家ジュール・ヴェルヌは「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」と言っていますので、こうやって自分の中に浮かんできたイメージは実現可能ということになります。

どうしてまだ起こってもいない未来のことが想像できたと思いますか?その姿を望んだから、種が出現したんです。だから、種が発芽して花を咲かせたところも同時に出現しています。その未来が存在しているのを「想像の中で実際に見た」のだと思います。

 

え?種と花が咲いたところが同時に出現した?とはどういうことかと言うと、量子力学パラレルワールド=並行宇宙の考え方が参考になります。多くの量子力学者の方々が、YouTube動画などでわかりやすく説明してくださっているので、そちらをご覧いただくのが良いと思います。私もめっちゃ参考にさせていただいています。本当にいい時代ですね。(笑)

 

次元という言葉を聞いたことがありますか?ドラえもんの道具が出てくるのも「4次元ポケット」です。(笑)

■2次元は平面の中に表されます。

→漫画や絵の世界

■3次元は立体の中に表されます。

→縦×横×高さの空間の中を移動できる世界

■4次元は立体に時間と空間が追加されて表されます。

→時間と空間の中も移動できる世界(タイムトラベル、テレポーテーション)

■5次元は4次元にさらに条件が追加されて表されます。

→4次元の世界が何パターンもある世界=パラレルワールド

※5次元で追加される軸は「周波数、波動レベル」じゃないかと勝手に推測しています。

つまり、5次元になると20XX年〇〇月〇〇日〇〇時〇〇分〇〇秒が無限パターン、しかも20XX年〇〇月〇〇日〇〇時〇〇分〇〇秒に限らず全ての時間の無限パターンが同時に存在している、という途方もない世界ということが言えます。なりたい姿を想像することは、その無限に存在する可能性の中から、そのパターンの未来を自分が選んで「見た」ということになるのです。

見る、つまり観測すると、物質を構成している原子をこれでもかと分解して分解して分解していくと最後に出てくる素粒子が、波の状態から粒になるという性質があるので、「波=形のないもの」だったものが「粒=実現」するのですね。

 

えー!じゃあ何でもアリなの?!と喜んでいただいているところ大変申し訳ないんですけど、もう一度ジュール・ヴェルヌの言葉を思い出してみましょう。

「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」

ということはつまり、「人間が想像できないことは、人間が必ず実現できない」ということでもあります。なりたい自分の姿を思い浮かべた時に、まったく浮かんでこないものは実現されないということです。

さっき可能性は無限にあるって言ったのに、なんで自分のなりたい姿は無限じゃないんだ!!と、怒らないで。。。聞いてください。。。

恐らく、宿命の範囲から大きくはみ出た、自分の役割をはるかに逸脱した姿を想像することができないから実現されないんだと思います。

シンデレラが「わたしはランプの精ジーニーになる!」と夢にも思わないのは、シンデレラがジーニーになっている自分を想像できてしまうとシンデレラの物語が崩壊してしまうからではないかと思うのです。。。

シンデレラじゃないのでわからないんですけど。。。(笑)

さらに、その役割の範囲の中でも、想像できるものと、想像できないものの違いがあるのは何故なのか?と考えてみました。これは素粒子と感情の間に関係がありそうです。

素粒子は「ひも」のような形をしていると言われています。ひもが振動しているのを測定したのが周波数や波動と呼ばれるものだと想定してください。

ラジオの周波数を合わせるとラジオ番組が聞けるように、同じ周波数の者同士がつながる、チャンネルが合うということが言えます。類は友を呼ぶ的な(笑)

「あの人は負のオーラを放っているよね」などという表現を聞いたことがありますか?実際に目には見えないけど感情がドヨーンと暗くて重ーいネガティブな場合、そういう振動数のひもが「波」として存在しているので、その波を見ることで、その周波数にあった「粒」ができあがる。

反対に、明るくて前向きなポジティブな感情の場合、その振動数のひもが「波」として存在しているので、その波から想像が生まれ、粒ができていくという仕組みだと理解しています。

よく、ポジティブでいよう!感謝しよう!と言われるのは、このためだと思います。ただの気休めじゃないんですよね(笑)

 

じゃあ、私の無限の可能性(ただし宿命の範囲に限る)は、どうやって想像の中に「見る」ことができるのでしょうか?それは、自分の人生を自分がどう認識しているかで、想像できる幅が変化するのだと思います。

 

■自分の宿命を嘆いたり呪ったりしている人は、自分は不幸なまま一生を終えるんだ、この世界は不公平だ、と絶望している人は、幸せになっている自分を想像することはできません。

■自分の宿命がたとえ辛いものだと感じても、それでも自分は必ず幸せになれると信じている人は、幸せになっている自分の姿を想像できます。

 

どちらも、自分が心底信じていることを想像しており、だからこそそれが現実になっていきます。

 

せっかく幸せになっている姿を想像できたとしても、幸せになれると心底信じていなければ、心のどこかで「でもこんな不幸な自分が幸せになんてなれるわけないよ」という想像をしてしまうので、それが現実になります。「自分には夢なんて叶うわけない」「幸せになんてなれるはずがない」という信念が現実になっているんですね。良くも悪くも、「思考は現実化」しています。

 

 

幸せになりたいと思ったらまずやらなければならないのは、「自分が幸せになることは当然だ」と心底信じることなのです。

宿命は嘆いたり呪ったり不平不満を言うためにあるのではありません。フラットな目線で宿命をとらえ、自分の役割(可能性の範囲)を確認します。たとえ不本意だと感じても感情(水)に飲み込まれずに理性(風)で事実を認識し、幸せを現実にする(地)ことに情熱を燃やす(火)ことで、誰でも幸せになれます。

その宿命についての情報を得られるのが占星術なのです!こんな便利なものを使わない手はありませんよね!

 

幸せの方がいい!!(笑)